【S23 ダブル 最終95位】壁グラードン
はじめに
皆さん初めまして。ららーんと申します。
初めて構築記事を書くので拙い文章で読みにくい思いをさせてしまったり、ツッコミどころが多く出てしまうかも知れません。
構築に関するアドバイスや強くなるヒントを頂けたらと思い今回執筆を決意しました。
この先も結果とは関係なくアウトプットの場としてこのブログを利用していこうと思いますので暖かく見守って頂けたらと思います。
アドバイスや感想などリプ、DM等頂けたら嬉しいです。
簡単に自己紹介からさせていただきます。構築だけに興味のある方は構築概要に飛んでください。
ポケモン自体はエメラルドからプレーしており、努力値や厳選などガチ対戦の存在を知ったのはBWからでした。当時は中有学生で、自宅にWi-Fi環境もなかったため、主に友人と通信対戦かトレインの連勝数で競っていました。
BWの環境は天候が強く、僕自身も雨パを使いトレインで100連勝以上するくらいでした。(その影響で今でも天候パを好き好んで使っています)
そこから高校生になり生活が忙しくなるにつれ自然とポケモンから離れていましたが、剣盾からガチ対戦に復帰(参戦?)しました。
しかしダイマックスルールの択の多さに戸惑いなかなか勝てず4桁を彷徨い真剣に取り組めないでいました。
そんな中今回のルールはダイマックスなしと聞き、8月9月の怒涛のテスト期間を終えた10月は時間があったので僕なりに環境を研究して真剣に取り組んだ結果、最終95位ではありますが目標としていた最終2桁に到達することができました。
嬉しい気持ちとやっとスタートラインに立てた安堵をここに記録として残したいと思います。
構築概要
伝説枠の決定
前期(S22)のトップ構築を眺めていると、ザシアン、オーガ、黒バドが多いと感じ、ここら辺の構築に強い構築を組もうと思いスタートしました。
まずオーガに対しては天候を奪えないとパワーで押し切られてしまうと感じWキュレムとグラードンを候補に挙げました。
Wキュレムはカイオーガ構築にとても強かったのですが、①天候を奪われると命中不安がきつい点、②ザシアン構築に圧倒的不利をとってしまう点からまとめ上げるのが難しく完成せず。
次にグラードンは、カイオーガ構築はきついがザシアン構築には滅法強く、また天候を奪われてもメインウェポンの火力を削がれることがない強みに注目し伝説枠をグラードンに決定しました。
構築の完成系として『オーガに勝てるグラ構築』を目指すことに決めます。
サポート枠
初めはエルフーンを採用していましたが、オーガ構築のサポート役として多いトルネロスに一撃で落とされてしまい、またお互いに追い風を結局張り合うシーンがが頻発してあまり解決策としてしっくりきませんでした。
そこでグラードンの耐久力に注目し、上を取ることへのこだわりを捨て一発耐えてから高火力を押し付けていこうと考え、オーロンゲで壁を貼り、余裕があれば麻痺を押し付けていくことにしました。
この変更から一気に勝率を伸ばせたのでいい変更だったと思います。
その他取り巻き
晴れパーティの強みをいかせて、尚且つ鬼火、怯み、威嚇をもらわない炎エースとしてエンテイは即決。
次に、晴れ下で上から叩け技範囲の広いバナを採用。
そしてオーガに強くなるために、電気枠を模索。ほぼ全ての相手を上から叩けるエレキ、フェアリー打点が偉いコケコを試したが地面技を誘うエンテイが先発にいることが多くサイクルしづらく悩んでいたが、最終的にはサンダーにたどり着きます。
サンダーはオーガ構築のほぼ全てのポケモンに弱点をつける上に、地面を透かせて、回復技をもち、特性で上振れが狙えて、グラエンテイとの相性補完が良くて…とにかくめちゃくちゃ偉い。偉すぎた。
そして次は水の一貫を切れるポケモンとしてレヒレを採用。パーティに一体は欲しいフェアリー打点をもちつつ、自然の怒りで半分削れ、いい耐久を持ち、パーティで重いランドに打点を持てる。こいつも偉い。
これで一旦回していたのだがバナお前ほんまかと。グラの強みは天候を奪われてもメインウェポンの火力が落ちないことなはずが、こいつがいると天候にこだわる必要が出てくる。また他の役割としてグラミラーとゼルネがあるが、前者は環境的に多くなく、後者は結局ジオコン積まれると対面で勝てないのでリストラ。
代わりに単体で黒バドとその取り巻き(ゴリラ、コジョンド)に強いGファイヤーを採用して完成。
個体詳細
グラードン
特性:日照り/持ち物:拘り鉢巻/性格:意地っ張り
実数値:206(244)-222(252)-160-×-110-112(12)
技構成:断崖の剣/地団駄/ヒートスタンプ/いわなだれ
[持ち物]
威嚇をもらっても火力が担保でき、威嚇さえ入らなければ大体のポケモンを一撃で持ってけるロマンを求めて鉢巻。ウーラオスよりよっぽど一撃の型(?)。
[努力値調整]
HAベースで同速意識でSに少し振った。
基本的に一撃耐えてから反撃だったので火力は妥協せず、耐久も壁込みで十分すぎるくらいだった。
[技構成]
初めはまもる/剣舞/ヒトスタ/断崖で回していたが、浮いてるポケモンの処理速度が遅くてきついシーンが多くいわなだれが欲しくなり変更。いわなだれを切ってるグラも多かったためかグラの前で悠長に居座るホウオウが多くかもれてよかった。地団駄を採用しているが、男なら黙って断崖。簡単に甘えて地団駄でこだわるとまくられる。甘えるな。男なら覚悟を決めて断崖や。
エンテイ
特性:精神力/持ち物:突撃チョッキ/性格:意地っ張り
実数値:222(252)-183(252)-105-×-95-121(4)
技構成:神速/噛み砕く/ストーンエッジ/聖なる炎
[持ち物]
チョッキを着てるとランドの大地を壁込みで耐えたり、ジオコン積んだゼルネを完封できたり、黒バドのアスビを耐えて反撃したりと環境にしっかりマッチしていたと思う。
[努力値調整]
HAに振り切った。Sに多少振り分けようかなど考えたが少し振ったとこで抜きたい相手がほぼいなかった。対面で大体の攻撃を耐えながら高火力を押し付け、足りないなら神速で処理。遅くて困ることはほぼなかった。
[技構成]
初めはフレドラを採用していたがHPを管理しながら戦う方が強く、晴れ下なら聖炎で足りないことはほぼなかったので黒バドを意識した噛み砕くに変更。ストーンエッジを打つ前は迷わない。男なら命中不安もなんのその。当てて当然くらいの気持ちで強気に押した。
オーロンゲ
特性:いたずら心/持ち物:光の粘土/性格:慎重
実数値:202(252)-140-86(4)-×-139(252)-80
技構成:挑発/電磁波/光の壁/リフレクター
[持ち物]
壁貼り役なので粘土一択。
[努力値調整]
特殊環境なのと壁込みでもザシアンのキョジュウザンを耐えられないのでHDに振り切り。
[技構成]
攻撃技なし。初めはイカサマを採用していたが挑発が欲しくなり渋々攻撃技を切ることに。
大体壁貼って電磁波撒いてる間に死ぬので問題はそこまでなかった。そのせいで負けた試合は1試合。
それよりも電磁波当てなきゃ負けのシーンで外しまくり。断崖、エッジより外したのでは。反省させるため坊主にしてやった。坊主巨魔。
カプ・レヒレ
特性:ミストメイカー/持ち物:オボンの実/性格:控えめ
実数値:177(252)-×-135-161(252)-150-106(4)
技構成:挑発/冷凍ビーム/自然の怒り/ムーンフォース
[持ち物]
硬すぎて混乱木の実は発動機会が少なかったのでオボンに。
[努力値調整]
HCぶっぱ。壁込みで耐久は十分だった。
[技構成]
対トリル構築にロンゲと先発させて、猫トリルをダブル挑発で掻い潜っていた。(vs白バドの選出で詳しく後述)
こご風を最初採用していたがSダウンより削れる方が有利になることが多く冷ビに変更。
オーガの攻撃を耐えつつ、自然の怒りで削っていく動きが強かった。これを外して潮吹き2回撃たれてパーティ壊滅が多々あった。90%がいっちゃん信用ならん。
ムンフォはウーラ、イベル、一時期流行ったサザンに大事な打点。
サンダー
特性:静電気/持ち物:万能傘/性格:臆病
実数値:166(4)-×-105-177(252)-110-167(252)
技構成:羽休め/熱風/暴風/10万ボルト
[持ち物]
対オーガでは雨のまま戦うシーンが多かったので傘に。また晴れ下で暴風撃ちたいシーンが多く便利だった。
(傘持ってたら晴れ下で暴風70%ですよね?色々あり不安に…優しくてポケモンに詳しいエロい人教えてください。そう判断した根拠https://wiki.ポケモン.com/wiki/ばんのうがさ)
[努力値調整]
追い風の切れたオーガ構築の面々を上からしばくために最速。
[技構成]
オーガ構築のほぼ全引きの処理を一手に担っているのでHP管理が大事。相手が甘えてきたシーンで回復しながら居座った。
晴れなら熱風、雨なら暴風。天候を司る雷鳥。らいてう。原始、女性は(ry
Gファイヤー
特性:逆上/持ち物:ハバンの実/性格:控えめ
実数値:197(252)-×-110-148(116)-163(140)-110
技構成:守る/エアスラッシュ/バークアウト/燃え上がる怒り
[持ち物]
黒バドの前で木の実を食えないのは痛いが、黒バドと対面する前に消耗した時など役に立った。わんちゃん上手くいくと逆上2回望めるかと思ったが実際に起きたのは1回くらい。
[努力値調整]
Cは+1でHAチョッキゴリラを確2
HDで使っていたが、ゴリラに確2取れずに取りこぼす試合がそれなりにあったのでCを少し伸ばした。
Hは振り切り、Dは余り
[技構成]
初めはHDの悪巧み型を使っていたが、積むとサイクルし辛いのと身代わり黒バドをしばくのにバークアウトが欲しくなり今の技構成に。ヘイトを集めやすいので守るシーンは多かった。
選出と立ち回り
vsザシアンスタン
先発:ロンゲ+グラ
後発:エンテイ+サンダー
圧倒的に有利。ザシアンを引ければ引けるほどレートが伸びた。勝率8〜9割。
地面の一貫を切るのをランド、ゴリラに頼っている構築がほとんど。
相手は大体グラを見ると裏からゴリラを投げてくるので着地をヒトスタで狩れればほぼ勝ち。
またランドがいるならグラのヒトスタで素早く処理したい。
ザシアンに電磁波を入れられれば負けない。
vs雨ザシアン
先発:ロンゲ+エンテイ
後発:グラ+サンダー
やや有利。相手は大体トンボルチェン+ザシアンでザシアンを動かしながら裏からペリを投げてくる人が多かった。冷静にエッジをペリに当てつつロンゲで壁を貼ってテンポをとっていく。ペリが生き残ったならワイガケアでザシアン方向にグラの地団駄通してほぼ勝ち。
vsオーガ
先発:ロンゲ+サンダー
後発:レヒレ+グラ
やや不利。ここへの勝率でレートが伸びるか決まる。丁寧なプレイングを心がけた。
相手の選出は大体トルネ、オーガ、アマージョ、@1なのでサンダーをいかに通していけるかが大事になる。基本はサンダーで相手の草ポケを優先的に削りつつ、オーガはレヒレで受けて削る。
ほんとはオーガに麻痺を入れたかったがそこはレヒレとミスマッチだった。追い風を凌ぎつつ、2回目は絶対に貼らせない意識で立ち回った。しかしレヒレ以上のオーガ受けを見つけられず(さらにフェアリー打点も抜けなかった)プレイングでなんとかした。
vs黒バド
先発:ロンゲ+エンテイ
後発:グラ+Gファイヤー
やや不利。相手のコジョンドを早々に倒さないとワイガがきつい。エレキやウツロがファイヤーでキツすぎるが黒バドの圧力でグラが通しにくい。ウツロはエンテイに強く、グラも草むすびで持ってかれる。サイクルを回しながらGファイヤーと黒バドの対面を作りたかったが、ダメージレースで押し切られる試合も多く、この構築に対する立ち回りの答えを出せなかったことが今回最終日順位を伸ばせなかった原因だったと感じる。
vs白バド(トリル構築)
先発:ロンゲ+レヒレ
後発:グラ+エンテイ
トリルを貼られたらほぼ負け。トリルを阻止したらほぼ勝ち。
相手の先発は①猫持ち+トリル起動員か②イエッサン+トリル起動員の2パターンを想定。
①に対してはロンゲとレヒレでトリル起動員に挑発を集中。このとき相手が猫を打ってきてかつ起動員がメンハ持ちだった場合阻止に失敗するが読んでくる人は基本いなかった。
②に対してはロンゲとグラから入る。そして裏からレヒレを投げてフィールドを書き換えつつ、ロンゲで挑発を打つ。グラを見せることで心理的にこの指を押しにくくすることを狙った。この時相手がこの指をしたり起動員がメンハ持ちだと阻止に失敗するがこれもほぼ通った。
相手視点ダブル挑発が飛んでくることを踏まえて行動するのはかなり難しいと思う。初見殺しだが。
トリルさえ阻止すれば上からグラエンテイの高火力を押し付けてイージーでした。
戦績
TNトム:最終95位 1847
TNティム:最終195位 1799
終わりに
長くなってしまいましたがここまで読んでいただきありがとうございます。
画像の大きさの変え方や、文章中へのドット絵の挿入の仕方がわからず苦戦し結局諦めました。(親切な方いらっしゃいましたら教えていただけるとうれしいです。)
今シーズン今までで初めてしっかりと考察して時間をかけたのですが、今まで4桁を彷徨い全く熱量を向けられなかったところから考えるといい結果が残せたと思います。
この熱量を保ってこの先のシーズンでもいい結果を残せるように精進するつもりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。